【現場監督向け】工事完了報告書の書き方

工事完了報告書とは

工事完了報告書とは、工事が完了したことを元請業者に報告するためのものです。
この報告書が提出されることで、元請業者は契約通り無事に工事が完了したことを確認することができます。

工事完了報告書の記載項目

工事完了報告書の記載項目に細かい指定はありません。
基本的な記載項目は、

  • 「工期」
  • 「工事現場名/工事場所・部分」
  • 「請負金額」
  • 「工事完了写真」

になります。

工事完了報告書を書くときの注意事項

ここでは工事完了報告書を作成するときの注意点について見てみましょう。

  • 費用について
    費用に関して注意すべき点は領収書や納品書を発行・保管しておくことです。
    「交通費」と「材料費」2つの費用に分けて見てみましょう。
  • 交通費
    工事完了報告書の費用欄に記入するのは人件費ではありません。
    記入する内容は、遠方での工事の場合の交通費やガソリン代、有料道路料金についてです。
    交通費を請求する旨だけを記入していたとしても、領収書が提出されないと、交通費が承認されない場合もあります。
  • 材料費
    材料費とは、工事現場で仕入れた木材などの材料や道具に関する費用のことを指します。
    基本的に工事を行う業者が材料を仕入れ、特定の材料などに関してはあらかじめ用意されている場合もあります。しかし細かい材料などに関しては別途で業者が購入する必要があります。材料費はこのように別途購入した材料や道具を購入したときかかった費用を記載します。
    材料費に関しても領収書や納品書を発行し、保管しておきましょう。

工事写真について

工事写真の撮影に関しての注意点としては2点あります。

  • 写真を撮影しておくこと
    元請業者によっては写真の提出を求められる場合があります。
    あらかじめ写真が必要か確認しておくことも良いかもしれませんが、万が一施工後にトラブルや不備が発生した際に、写真を撮っておくことできちんと施工した証拠になり、自分たちを守るための資料にもなります。
    そのため、もし提出の必要がない場合でも写真を撮影しておくことをおすすめします。
  • 工事前後、両方の写真を撮影すること
    これは特に修繕工事や改修工事の際に注意が必要です。
    施工前後の写真を撮っておくことで、どのように施工したのか分かりやすくなります。

工事完了報告書を効率よく作成するには

一般的に工事完了報告書を作成する方法として、手書きで作成する場合とエクセルやアプリのテンプレートを用いて作成する場合の2通りがあります。エクセルやアプリを用いることで、手書きより大幅に時間が短縮されることに加え、データの管理もしやすくなります。
そのため、エクセルやアプリでの工事完了報告書作成をおすすめします。
エクセルとアプリの違いとしては、テンプレート以外の機能の有無と言えます。
テンプレート使用以外にも施工管理を効率的に行う機能がほしい場合には、アプリの使用がおすすめです。

無料施工管理アプリ「テラ施工管理」での工事完了報告書の作成

テラ施工管理では、エクセルの知識は必要なく誰でも直感的にかんたんに報告書を作成することができます。さらにそのままPDF出力も可能のため、大幅な時間削減を実現します。

「テラ施工管理」の工事完了報告書作成の流れ

ここではテラ施工管理のテンプレートを使って、報告書を作成する流れについて説明します。

  • テンプレートの選択
    報告書は「工事完了報告書」と「調査診断報告書」のテンプレートをご用意しておりますが、報告書名を変更することも可能です。
    そのため汎用性の高いテンプレートになっています。
  • 目次の作成
    目次では、報告書名・写真・現場名・工期などの基本情報の項目が用意されています。
    そのため、項目に沿って必要事項を記入するだけで目次が完成します。
  • 報告書の中身作成
    報告書の中身では、写真とその写真の説明をする欄を設けてあります。
    施工状況や部位、作業詳細を記入する欄や、自由に詳細を記入することができます。
    また写真の枚数も1~8枚から自由に選択できるため、見やすいようにレイアウトすることができます。

その他テラ施工管理でできること

  • アプリ内で写真を一括管理&容量無制限
  • 日報の記入
  • 勤怠管理
  • トーク・チャット機能
  • 二人三脚の導入サポート

その他にも施工管理を効率的に行うための機能を完全無料で提供しております。

まとめ

今回は工事完了報告書の書き方について見てきました。

工事完了報告書の記載項目には決まった形式がないからこそ、ある程度型が出来上がっている方が書きやすいため、テンプレートの使用をおすすめしました。さらに手書きではなくアプリのテンプレートなどを用いることでより手軽に業務の効率化を図ることができるため、ぜひ検討してみてください。